9/19(土)から始まる5連休、シルバーウィークが近付いてきました。この時期は、成田や羽田といった国際空港は、海外旅行に出かける旅行客で混雑します。混雑が嫌な旅行好きの方は、混み合う連休の時期を避けて、空いている時期に出発したりすると思います。

じつは、入管の申請に関しても、混み合っている時期と比較的空いている時期があります。「経営・管理」という在留資格のように、自分で申請の時期を選べる余地がある資格の申請の場合は特にそうだと思います。申請が混み合ってない時期に申請して、許可を早く取得するというのが賢い方法です。

私がお奨めする申請時期は 「7月~11月」。じつは、いわゆる「就労ビザ」(正確には「技術・人文知識・国際業務」の在留資格)と「経営・管理」については、ともに東京入国管理局内の「就労審査部門」という部門で審査されるため、留学生が就職を決めて「留学」から「就労」に切り替える時期である 「3月~6月」 という時期はこの部門が大変混み合っているので、「経営・管理」の申請までが煽りを食ってしまうので、在留資格の審査にたいへん時間が掛かってしまうのです。混み合っている時期に申請してしまうと、予想以上に 審査結果が出るのに時間が掛かったり、追加資料の要求連絡が遅くなったり、追加資料を用意する時間を切り詰められたり、と 入国管理局側の都合で不利なことが多くなりがちです。

その一方、比較的空いている時期に申請を行うと、追加資料の提出の要求が早く来たり、審査結果が早く出たり、と基本的には良いことが多いような気がします。最近では、「経営・管理」の在留資格が、1ヶ月前後で許可されるケースが増えています。これは、「3月~6月」には、見られなかった現象です。

「経営・管理」の在留資格への変更を考えている人は、審査を素早く快適に進めるため、11月辺りまでに申請を完了したほうがよいと思います。12月になると、2016年3月卒業予定者の「就労」申請が解禁となってしまいますので、徐々に「就労審査部門」が混み合ってきます。 1月になると本格的に混んでしまいます。

「経営・管理」の在留資格への変更を考えている人は急ぎましょう。

「経営・管理」に関する質問がある人は、下のボタンを押して、問い合わせてください。