2020年のオリンピックでは、選手村で日本の野菜が使えないという話があります。2012年のロンドン大会から『競技者のため、おいしく、健康的で環境に優しい大会』というビジョンが打ち出され、選手村や報道センターに提供する食品に厳格な認証基準(GAP=Good Agricultural Practice)が導入されました。この結果、日本大会でも、GAPの認証取得が求められることになったのですが、GAPでは、①食品の安全性、②環境の保全、③労働安全の確保が求められます。③においては、過重な労働などを防ぐためのチェック項目が設けられており、「過重な労働を低賃金で強制している」という批判が強い技能実習生が係わった野菜は、東京五輪で使えないのです。じつは、こういう風に、オリンピックには技能実習生が関係しているのです・・・。