アジアでは、「仏教」の存在が大きいのではないでしょうか?

皆さんは、仏教の中に出てくる 『地獄変相図 死後おちるかもしれない地獄の詳細な様相』 って聞いたことがありますか? You tube で検索すると、興味深い動画が出てきます(中国語版と日本語版があります)。

地獄変相図というのは、中国の唐の時代(618年~907年)の画家である呉道子により描かれたと言われています。当時、社会は豊かであったけれども、贅沢を求めたために多くの人々が堕落し、殺生や姦淫が多く行われていました。呉道子は、堕落していく世の中の人たちを目覚めさせるために、地獄の様子を表す壁画を長安の景雲寺に描きます。完成した壁画を一目見ようと、多くの観光客が景雲寺を訪れたそうですが、壁画を見た多くの屠刹業者(Butcher)は、包丁を捨て職業を変えたと言いますし、売春宿や売春客が町から消えたそうです。

日本は、確かに豊かになりました。その一方、日本人の道徳心は薄くなってきていないでしょうか。子が親を殺し、親が子を殺すようなニュースが流れるような社会が、本当に豊かな社会と言えるでしょうか。

日本は、昔の「道徳」を取り戻すべきです。

「おもてなし」の次には、「道徳」で日本を有名にしましょう。