頭語・・・社交文書の場合は、親しい間柄でも「前略」は使用せず「拝啓」などを使用します。

前文・・・時候の挨拶をした後にご機嫌伺いを続ける、というのが最も改まった印象を与えることになります。

主文・・・「さて」「つきましては」と1拍置いて、本題に入っていきます。

文末・・・「まずは」などの起辞で本文の終りを示して結びます。

宛名・・・縦書きの場合は、最後に宛名を記入します。

発信年月日・・・文書を作成した日付は必ず記しましょう。

結語・・・「敬具」で文書を締めくくります。

挨拶状

挨拶というのは、ビジネスの付き合いでは基本中の基本になります。仕事の節目の際には、関係者の方々に一言でも挨拶をすることで、人間関係が円滑になります。挨拶状を作成する場合は、社名や住所、電話番号といった細かな情報もきちんと記入をするようにして下さい。相手が文書をパッと見ただけで分かるように、箇条書きで書いておくといいでしょう。

挨拶文ですので、縦書きが基本となり、礼儀を重んじた言葉遣いを心がけ、改まった言い回しを使用して下さい。また、挨拶状を送るタイミングも非常に重要になってきます。

礼状

感謝の気持ちを伝えることが目的ですので、改まった言い回しにこだわり過ぎずに、バランスを考えながら自分の言葉を入れつつ礼儀も重んじた文書にしましょう。

お悔やみ状

慰めの言葉を、心を込めて書きます。使用する封筒は、絵入りや色つきなど明るい印象を与えるようなものは良くありません。
不幸なことが続いてはいけませんので、お悔やみ状の文書には、繰り返しの意味を持つ重ね言葉(重ね重ね、たびたび、再び、いよいよなど)は使用しないようにしなければいけません。普段は何気なく使用する言い回しですので、気をつけるようにして下さい。