外国人の間では、ビザに関する色々な噂が駆け回っています。例えば、「埼玉県の入管出張所は、東京入管よりも、ビザの許可が出やすい」とか、「神戸の入管だと、ビザの許可が出やすいだけでなく、3年のビザも可能性が高い」、「名古屋の入管はものすごく厳しくて、許可がなかなか出ない」など、友だちからそういう噂を聞く度に、右往左往しているというのが実情です。

本来、同じ入国管理法に基づいて、そして、同じ「入国・在留審査要領」によって、審査しているはずなので、そういう違いがでてくるはずはないのですが、現実を2013年の統計によって確認してみましょう。「在留資格変更申請」に関する許可率を、各地方にある入国管理局別に比較してみると、以下の数値が算出できます。

高松入国管理局   98.5%
広島入国管理局   98.2%
札幌入国管理局   97.6%
福岡入国管理局   97.0%
仙台入国管理局   97.0%
名古屋入国管理局 95.7%
大阪入国管理局   95.0%
東京入国管理局   90.7%

統計上は、東京入国管理局が管轄している地域が、最も許可率が低く、厳しい審査をされている可能性が高いことが分かります。一方、高松入国管理局が管轄している四国や、広島入国管理局が管轄している山陽地方は、ビザの許可率が高くなる可能性があることが分かります。

この数字で判断する限り、「東京入管は要注意!」ということになりそうです。

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